ゼミ「古典~続きを考えてみる」

こんにちは!

もう、前期が終わりがけなんて信じられないです…

あっという間に夏も終わりますね。

 

ゼミの内容は、引き続き古典です!

今回は、「源氏物語」の続きのお話をみんなで考えてみました。

源氏物語自体は、有名な古典でもちろん聞いたことはあり、授業内容でも触れたことはありますが、物語の中身を全然覚えていなかったので、横山先生のお話を聞きながら、少しだけ思い出したりすることができました。

講義中では、男女のドロドロした関係が印象的でした。古典は読み進めていくことが難しい印象ですが、内容としては現代に精通していたり、その逆で今では考えられないことが起こったりと、大変面白いと思うので、他の物語にも興味が沸きました。

 

また、「作者が登場人物に姿を重ねる」という表現を先生がされていて、とても興味深いです。架空の人物像に姿を重ねるというのは、元からそのような人物像なのか、物語を進めていく中で感情移入してしまったということなのか、これを深堀してみても面白いなと感じました。

源氏物語は、三部構成になっており、終わり方が曖昧なままだそうです。

それはなぜか考えた時に、みんなの意見にもあったように、読者に結末を委ねるという意図だと個人的には面白いなと思いました。

 

 

そして、その続きをみんなで考えてみよう!ということです。

3人グループに分かれて、話し合っていきました。はじめは、古典の物語の続きを考えていくなんて難しくないか・・?という気持ちも大きかったですが、他の二人の意見を聞きながらだと、私の考えも生まれやすく、意見交換がしっかりできたように感じます。結末は、誰かと結ばれるなど分かりやすく具体的なものでもいいですが、あえて再度曖昧なままでもいいねという意見が出ました。

今の文学で考えると、一度終わった物語に続編!となっていざ出版されると曖昧な結末・・となると批判的な意見も多そうですが、笑 ただ、曖昧な結末を続けることで、読者に考えさせたいという意思をしっかり伝えることが出来るので、個人的には曖昧路線が好きです!

 

私たちのグループでは、結末はすれ違いという少しだけ曖昧な要素も取り入れつつ、現代の昼ドラのようなドロドロした展開にしようと、登場人物(男)を新たに増やした物語にしました。物語を考えていくのは、自由な発想ができるので、楽しかったです。

 

そして、他のグループの意見を聞くと、どのグループもしっかりとした物語になっていて凄いなと感じました。また、既存する登場人物の駆け落ちや、結ばれないという結末もあり、物語の方向性は無限大だと思えました。

 

古典の内容を通して大きな問いである

 ・なぜ古典が必要なのか

を考えてみます。

 

もちろん、古典の講義が始まってすぐに感じていた考え、歴史を学ぶことが出来る・昔の人の気持ちを知るといったことも大事だと思います。

ですが、先生がおっしゃっていた、現在を逆反射・現代の当たり前を疑うことが出来るといった意味が以前より分かった気がします。言葉が全然違ったりもしますが、内容を見ていくと、現代と比較できるところがあり、また、比較をすることでより古典に親しみを持てるなと気付きました。

 

古典の講義では、問いを出されてすぐに答えることがあまり出来なかったので、難しい印象を持ってしまいましたが、内容は面白く私は好きだったので、終わってしまうとなると寂しいです。横山先生、ありがとうございました!

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました^^